- しんぜん
- I
しんぜん【寝膳】寝ることと食べること。 寝食。II
「~安からずして累日参りたまはず/万葉(四四三九左注)」
しんぜん【森然】(1)樹木がこんもり茂っているさま。 森森。「~たる杉林の中を/くれの廿八日(魯庵)」
(2)並び立つさま。「四壁は皆な懸氷なり千戟万戈(センゲキバンカ)の~として倒垂するものの如し/不二の高根(麗水)」
(3)きびしくおごそかなさま。 するどいさま。III「自然の威力の~として身に浸むを覚ゆ/自然と人生(蘆花)」
しんぜん【浸染】⇒ しんせん(浸染)IVしんぜん【浸漸】(1)ひたりうるおうこと。 また, しみこむこと。(2)しだいに進行すること。 浸漬(シンシ)。V「卑屈陋劣の風に~せんとす/偽悪醜日本人(雪嶺)」
しんぜん【神前】神の前。VIしんぜん【襯染】(1)人に親しく接してその人の感化を受けること。 親炙(シンシヤ)。(2)小説などで, 後から述べる重要な部分のために, その来歴や起因などを前もって書いておくこと。 下染め。VII「伏線と~は其事相似て同じからず/小説神髄(逍遥)」
しんぜん【親善】親しくつきあい, 仲よくすること。 主に, 国家や団体の友好な関係についていう。「友好~」「両国の~を深める」「~試合」「~使節」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.